授業
ファッションから表現や対話を考える
拡張するファッション論
アートプロジェクトに装いを導入する美術家・西尾美也(先端芸術表現科 教授)と、書籍『拡張するファッション』(2011)でファッションを多分野にひらく提案を行った林央子が対話的につくりだす、講義と実践の空間です。
講義では、多彩なアーティストやデザイナーをゲストに迎え、市民参加型プロジェクトの事例や、場づくりにおける最先端の取り組みを紹介します。
わたしたちは膨らみ続けるファッション産業のなかで、果てしない消費を続けるだけの存在なのでしょうか。この授業はそこに異議を唱え、服そのものだけではなく、服を着る環境やコミュニケーションを含めたファッションの対話的・協働的な側面に光をあて、あらたな思考の扉をひらきます。
※外部サイトに遷移します(お申し込みにはアカウント登録が必要な場合があります)
授業概要
- [ 曜日 ]
- 月曜日
※一部、日曜・祝日開催あり - [ 時間 ]
- 18:30-20:00
※各講義の終了後、1週間に限りアーカイヴ受講が可能
※プレセッション/第2回授業/特別授業は開催時間が異なります - [ 会場 ]
- 対面:YAU STUDIO(東京都中央区銀座一丁目3番先 東京高速道路 北有楽ビル1階)
オンライン:Zoom(ウェビナー) - [ 授業回数 ]
- 全6回
- [ 授業料 ]
- 対面:30,000円(税込)
オンライン:30,000円(税込)
※特別授業(ワークショップ)は別途料金がかかります。 - [ 定員 ]
- 対面:30名
オンライン:100名 - [ 注意事項 ]
- ・講師/ゲスト講師は都合によりオンラインでの参加になる可能性があります。
・本講座では授業風景を写真・映像に記録し、広報などの目的で使用する場合がございます。
・講師の都合やその他やむを得ない事情により、授業日時や内容に関して急な変更が発生する可能性があります。ご了承ください。
・特別授業(ワークショップ)について
特別授業(ワークショップ)は、「拡張するファッション論」の受講者(対面・オンライン)が応募可能な演習授業です。ただし、受講人数に限りがございますので、定員を越えるお申し込みがあった場合は抽選となります。あらかじめご了承ください。 - [ お申し込み ]
- 先着順
・前期申込期間:2026年3月11日(水)15:00〜5月7日(木)23:59
・外部サイト(Peatix)に遷移します。お申し込みにはPeatixのアカウント登録が必要となります。
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授業日程
授業内容・講師等が変更になる場合がございます。ご了承ください。
有楽町藝大オープンキャンパス
このトークセッションは、有楽町藝大キャンパスの授業『拡張するファッション論』(2026年10月より開講)に先立つプレセッションとして開催します。
装いは、ひそやかな「遊び」でありながら、参加する一人ひとりの感覚や意識に小さな変化をもたらし、関係をとり結びながら、場のかたちを生み出していきます。
「拡張するファッション」はこれまで、こうした装いのダイナミクスを問い、編集や産業、アートプロジェクト、教育といった領域を横断しながら、参加や対話、協働を通じた実践と批評、研究調査と制作を行ってきました。
今回のトークでは「Collective Identity(ともに考える個人の集合としてのアイデンティティ)」を手がかりに、ファッションという営みが、どのように他者と感性を共有し、オルタナティブな関係性を生成する足場となりうるのか、登壇者のこれまでの実践をもとに考えたいと思います。
<イベント概要>
会場:YAU STUDIO、Zoomウェビナー
受講料:無料
お申し込み:先着順
※申込締切:【対面】3月26日(木)23:59、【オンライン】3月29日(日)14:00
※外部サイト(Peatix)に遷移します。お申し込みにはPeatixのアカウント登録が必要となります。
Image courtesy of Daphne Mohajer va Pesaran
拡張するファッション論
第1回
装いは内破する
講師 : 西尾 美也(美術家、東京藝術大学美術学部先端芸術表現科 教授)服を通じて他者と関係を結び直すアートプロジェクトの実践を通し、装いの新たな可能性を探ります。装いを社会的な制度や規範を超える表現として捉え直し、人と人、文化と文化が関わり合う場をいかに「造形」できるかを考察します。
第2回
拡張するファッション概論
講師 : 林 央子(著述家、編集者、研究者、London College of Fashion PhD Candidate)講師紹介を行いながら、拡張するファッション論が目指すもの、世界のファッション研究の潮流とその中でこの講義の位置付けの概論をお話しします。
※10月12日(月・祝)の開催となります。
第3回
障害とファッション
講師 : 山口 壮大(ファッションディレクター)障害をもつ方の日常に寄り添うファッション提案という山口氏が近年取り組むFashion Forms. の活動を紹介しながら、ファッションはすべての人が楽しむもの、と主張する「拡張するファッション」の立場から「インクルージョン」を考えます。
<講師プロフィール>
山口 壮大(やまぐち そうた)
ファッションディレクター。
1982年愛知県常滑市生まれ、文化服装学院卒(第22期学院長賞)。2012年渋谷PARCOにて次世代型セレクトショップ「ぴゃるこ」をプロデュース。KANSAI YAMAMOTOのCD、高田賢三回顧展のキュレーション、東京2020の式典衣装を手がける。2023年より障がいへの様々な寄り添い方をファッションを通して模索するプロジェクトFashion Forms.を始動。
第4回
ファッション研究としてのZine制作
講師 : キム・ソヒ(ファッションリサーチャー)研究活動を続けながら、ファッション批評とファッションブランド運営の両方を手掛ける新鋭アーティストによる、来場者をZine制作に誘うレクチャー&ワークショップです。
<講師プロフィール>
キム・ソヒ
ファッションリサーチャー。
ファッションの理論と実践のあいだを横断するプロジェクト「SEHIKYO」を主宰し、批評的ファッション研究のプラットフォーム「Textum Club」の共同設立者でもある。ロイヤル・カレッジ・オブ・アート(RCA)で修士課程を卒業後、東京とソウルを拠点に、衣服の制作や着ることの行為に着目した実験的なプロジェクトを展開している。
第5回
コーヒーから場をつくる
講師 : L PACK.コーヒーを用いて「場をつくる」ことをモットーに活動を続けるアーティスト・ユニットが実践から伝える、人を参加に誘う作品の作り方についてのレクチャーです。
<講師プロフィール>
L PACK.
小田桐奨[オダギリ・ススム]、中嶋哲矢[ナカジマ・テツヤ]によるユニット。 共に1984年生まれ、静岡文化芸術大学空間造形学科卒。アート、デザイン、建築、民藝などの思考や技術を横断しながら、最小限の道具と現地の素材を臨機応変に組み合わせた「コーヒーのある風景」をきっかけに、まちの要素の一部となることを目指す。
第6回
世界にひろがる「拡張するファッション」
講師 : 五十棲 亘 (京都服飾文化研究財団 アシスタント・キュレーター)実践・批評・教育・研究と多分野に拡張する「拡張するファッション」を国内外のファッション研究シーンに位置付けるレクチャーです。
<講師プロフィール>
五十棲 亘
京都服飾文化研究財団 アシスタント・キュレーター。
1993年生まれ。2022年より現職。担当展覧会に『LOVE ファッション─私を着がえるとき』、共著に『クリティカルワード ファッションスタディーズ』(フィルムアート社、2022年)、共訳に『ファッションセオリー──ヴァレリー・スティール著作選集』(アダチプレス、2025年)などがある。研究誌『Fashion Talks...』(京都服飾文化研究財団編)編集スタッフ。
Photo by Yutaro Saito
特別授業(ワークショップ)
ファッションマガジンを脱構築する
講師 : DNJ Paper(ダフネ・モハジャー・ヴァ・ペサラン&ジェイク・ナカシマ=エドワーズ)DNJ Paperが主導する本ワークショップでは、ファッション誌を解体し、テキスタイルへと変換します。完成作品として、雑誌/ジン/テキスタイルのハイブリッド作品をお持ち帰りいただけます。
<講師プロフィール>
DNJ Paper
リサーチ&デザインスタジオ。
DNJ Paperは、オーストラリア・メルボルンを拠点とする受賞歴のあるリサーチ&デザインスタジオで、ダフネ・モハジャー・ヴァ・ペサランとジェイク・ナカシマ=エドワーズが主宰しています。伝統的および実験的な技法を用い、紙の衣服やアクセサリー、オブジェクトを制作し、ファッションとテキスタイルの視点から社会的・美学的・概念的課題に取り組んでいます。
※特別授業は、対面受講コース・オンライン受講コース、いずれも応募可能なワークショップです。
※本授業「拡張するファッション論」の受講確定後に参加希望者を募集します。
※受講人数に限りがございます。定員を越える参加希望があった場合は抽選となりますので、あらかじめご了承ください。
※講師は都合によりオンライン登壇になる可能性があります。
photo by Charlie Hawk
対話から生まれるファションZine
講師 : 宮田尚幸・宮田沙也加|CareAlternative(風と地と木 合同会社)ファッションにまつわるZineを題材に対話をしながら、1冊のZineを再構築するワークショップです。
<講師プロフィール>
CareAlternative(風と地と木 合同会社)
デンマークのエグモントホイスコーレンでの学びを共通の土台に、宮田尚幸[ミヤタ・ナオユキ]、宮田沙也加[ミヤタ・サヤカ]2人でケアを軸としたデザイン活動に取り組んでいます。安心から創造が立ち上がるプロセスを、場づくりからデザインまで一貫して手がけ、新しいケアの選択肢を提案しています。
※特別授業は、対面受講コース・オンライン受講コース、いずれも応募可能なワークショップです。
※本授業「拡張するファッション論」の受講確定後に参加希望者を募集します。
※受講人数に限りがございます。定員を越える参加希望があった場合は抽選となりますので、あらかじめご了承ください。
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講師の紹介
西尾 美也(にしお よしなり)
美術家、東京藝術大学美術学部 先端芸術表現科 教授
1982年奈良県生まれ。装いの行為とコミュニケーションの関係性に着目したプロジェクトを国内外で展開。アフリカと日本をつなぐアートプロジェクトの企画・運営のほか、ファッションブランド「NISHINARI YOSHIO」を手がける。主著に『装いは内破する』(左右社)、『美術は教育』(現代企画室)がある。
林 央子(はやし なかこ)
著述家、編集者、研究者、London College of Fashion PhD Candidate
90年代は資生堂『花椿』編集室に在籍、パリコレ取材を経て2002年に雑誌『here and there』創刊。著作『拡張するファッション』(2011年)は美術館の展覧会「拡張するファッション」(2014年)となる。現在は2年間の英国留学の後、日本を拠点にロンドン・カレッジ・オブ・ファッションの博士課程で『here and there』を探求する(ファッション・ジャーナリズム研究)。
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