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近年増加している「調査を用いたアート(Research-Based Art)」と
「アートを用いた調査(Art-Based Research)」の交錯点を、
ゲスト講師によるさまざまな取り組みの実例から学ぶことができる授業です。
「音/音楽」や「映像」「民話」等のテーマに沿った実践を、
受講者自身が実習の形式で取り組むことに特徴があります。
特に社会学、文化人類学、文化研究、メディア研究、アーカイヴ研究などの理論と調査をベースにしながら、
都市やエコロジー、福祉や教育、テクノロジーや医療などをテーマに視聴覚、映像メディア、
展示を用いた調査やその成果の発表についてグループワークで学びます。
※エントリー期間:2024年7月24日(水)~8月27日(火)12:30
※本講座はエントリー時にご入力いただいた内容を元に、事務局にて選考させていただきます。
※合否の発表は9月6日(金)以降に、ご登録いただいたメールアドレス宛にお送りいたします。
※合否について、個別のお問合せにはお応えできませんので、予めご了承ください。
外部サイト(Google Forms)に遷移します。
授業内容・講師等が変更になる場合がございます。ご了承ください。
島影による本ワークショップシリーズの概要説明及びレクチャー。その後、空間デザイナー及び散歩研究者によるレクチャーとワークショップ。YAU周辺をグループごとに集団散歩し、特定のルールに基づき写真を撮る。
<ゲスト講師プロフィール>
小林空
空間デザイナー/散歩研究者。ミュージアム空間の展示計画・設計に携わりながら、アートプロジェクトの舞台設計、インストールなどを行う。散歩を通して生まれた方法論をもとに、自作書籍を制作するなど、路上空間とメディア実践の詩的な接続について試行している。
サウンドアーティストによるレクチャー、ワークショップ、パフォーマンス。YAU周辺をグループごとに集団散歩し、特定のルールに基づきフィールドレコーディングをする。
<ゲスト講師プロフィール>
田中堅大
ギタリスト/都市音楽家。都市の現象を音楽/サウンドアート制作に応用することで、都市を主題に音を紡ぐ「都市作曲(Urban Composition)」の確立を模索している。都市環境を主題とした作曲・演奏、音楽を取り巻く環境への批評zine『jingle』の編集など、音を軸に多岐にわたる活動を展開。
安齋励應
1997年長野県伊那市生まれの音楽家、サウンドアーティスト。 ポストダブステップという音楽を背景に、ダンスフロアとベッドルームの反復から生まれる表象研究と作品制作を行う。東京藝術大学美術研究科後期博士課程在籍。
映像エスノグラファーによるレクチャーとワークショップ。「場所の記憶」をテーマに、有楽町で出会った場所の描写と、自分にとっての大切な場所の記憶の描写を組み合わせた、小さな映像作品の制作を試みる。
<ゲスト講師プロフィール>
大橋香奈
映像エスノグラファー、東京経済大学コミュニケーション学部准教授。大学卒業後、サントリーホールディングス株式会社に5年半勤務。退職後、フィンランドでの活動を経て、英国のMet Film Schoolドキュメンタリーフィルム制作プログラム修了。慶應義塾大学大学院政策・メディア研究科後期博士課程修了、博士(政策・メディア)。人びとの「移動」の経験に関する、映像エスノグラフィー研究を続けている。
アーティストによるレクチャーとワークショップ。参加者の思い出を、有楽町で「一般的に販売されている」商品に託して流通させる試み。流通させる際に民話の手法などを参考にフィクショナルな物語に仕立てる。
<ゲスト講師プロフィール>
内田聖良
アーティスト、また、自身をポスト・インターネット時代のベンダー(Bender)と称する。AmazonやYouTubeなどのサービスも活動の場として取り込みながら、与えられた使用法に問いを投げかけるようなアプローチをとる。近年は民話や信仰のリサーチに基づいて、物語の流通や共有についての作品を制作する。
ワークショップの成果物で構成されたYAU内のインスタレーションを舞台に、全体をふりかえる哲学対話を哲学者によるファシリテーションによって行なう。受講生自身が対話の中で省察する。
<ゲスト講師プロフィール>
梶谷真司
東京大学教養学部総合文化研究科教授。共生のための国際哲学研究センター(UTCP)センター長。専門は哲学、医療史、比較文化。近年は、哲学対話を通して「共に考える場」を作る活動を行い、そこから多様な人が共同で思考を作り上げていく「共創哲学」という新しいジャンルを追求している。
※本授業は修了証発行の要件には含まれない任意参加の公開イベント形式の授業です。
社会学者。文化/メディア研究。京都大学経済学部卒。ロンドン大学ゴールドスミス・カレッジPh.D.(社会学)、MA (メディア&コミュニケーションズ)修了。特にポピュラー音楽や現代美術、メディアなど現代文化と都市空間の編成や社会運動をテーマに批評活動を行う。主な著書に『文化=政治 グローバリゼーション時代の空間叛乱』、『バンクシー アートテロリスト』『ストリートの思想 転換期としての1990年代』、『はじめてのDiY』、『増補 ポピュラー音楽と資本主義』。
本講座では、最近のアートとリサーチ、その交錯点について学びます。講師とともに課題を設定し実際に調査やワークショップの実践を通じて、さらに深くその方法論を学ぶことができます。ぜひご参加ください!
※本講座(演習)は、「05 クリエイティヴ・アーカイヴ概説・前期」(講義)とあわせてのご受講を推奨していますが、単独でのご受講も可能です。
1960年代に勃興したラディカルデザインの流れを汲みながら、プロジェクトの期間を「人生」に引き延ばし、問題の位置付けを「臨床」的に再設定することで、近代デザインが対象化できなかった問題をフレームインする実践を行なっている。またその実践の過程で生成された知をベースとしたレクチャーパフォーマンスやワークショップを教育機関等で行なっている。神出鬼没の超軽量型展覧会〈POP UP——突然現れる〉も各所で展開。
https://scrapbox.io/ksksmkg/
https://note.com/ksksmkg
本講座後期のワークショップシリーズでは、アート、デザイン、リサーチという、それらが等価で同等になり「分けられないもの」として実践される、という特有のスタイルを実践を通じて体感していただこうと思っています。この手の学びはからだを動かすのがいちばんです。現場でご一緒できることを楽しみにしております!
お申し込みは本WEBサイトからご案内しているお申し込みページでのみ受付けております。申し込み期間は授業によって異なりますので、それぞれのプログラムページをご確認ください。尚、チケットの譲渡はできませんので、必ずご参加されるご本人様がご自身の受講分のみをお申込みいただきますようお願いいたします。
授業によって、先着順のプログラムと書類選考をさせていただくプログラムがございます。詳しくはそれぞれのプログラムページをご確認ください。
1日のみのお申込みは受付けておりません。各授業のプログラム全日程を通してのお申込みをお願いしております。
お申し込みサイト「Peatix」を通じてお支払いいただきます。お支払い方法はクレジットカードのみとなります。「選考あり」の授業にお申し込みをされた場合、合格者へのみ、決済ページ(Peatix)をご案内いたします。※Peatixへのアカウント登録が必要となります。
各授業により申し込みスケジュール・合格発表のスケジュールが異なりますので、それぞれのプログラムページをご確認ください。
キャンセル待ちは受付けておりません。
ご欠席された分の受講費は返金いたしかねます。
原則として、受講費ご入金後のキャンセルは受け付けておりません。やむを得ずキャンセルをご希望される場合は、参加規約のキャンセル規定をご確認の上、事務局(info@yurakucho-geidai-campus.jp)までご連絡ください。
18歳以上の方はどなたでもお申込みいただけます。
授業中の録画、録音はご遠慮ください。
オンライン受講コースがある授業と対面コースのみの授業があります。詳しくはそれぞれの授業のプログラムページをご確認ください。
オンラインコースがある講座は、終了後1週間のアーカイヴ受講が可能です。